母親を恋しがらない娘

土曜休みだったので、1日陽と一緒に過ごす。
午前中は、近所の図書館で親子お話会があると聞いていたのでいそいそ出かけていったのだが、結局「小学校低学年向けお話会」と判明し、断念。そのまま、きっこりへ行く。
土日のきっこりは保育士の先生は居らず、ボランティア(?)の方が管理してくれている。秋頃に連れて行った時に居た方と同じだったので、陽がべらべら話すようになっているのに驚かれた。ま、今でも半分以上は解読不可能なおしゃべりなんだけど。1時間足らず遊ばせた後、夕飯の買い物に行く。眠そうだな、眠るだろう、とふんでいたら、帰りの車はぐっすり、家に着いても目を覚まさなかったのでそのまま寝かし、ゆっくり昼食をとることができた。
午後はセブンイレブンを目指して散歩。途中の公園で遊びながら、この寒空の中二人で3時間もうろついてしまった。多分、2km以上はあるコースで、陽もこんなに長い距離を歩けるようになったんだなあと感慨深い。
途中の公園(散歩コースで二つ目)でしばらく遊んだ後、ちょっと寒くなってきたので「帰ろう」と言うが「まだまだ」と言って帰りたがらない。そうか、それならと思い「お母ちゃん先に帰るよ、バイバイ」と言うと「バイバイ」と言いやがる。そのまま近くに停めてあった車の陰に隠れて様子をうかがっていたが、一人だろうと全く気にせず遊び続ける。10分ほどひとりで遊んだ後、はっと気づいたかのように「かーちゃん」と呼び始めた。さあ、いくら陽でも母ちゃんがいないとなると泣くに違いない、とワクワクしながら観察続けていたのだが、「かーちゃん、かーちゃん」と叫ぶだけで、全く平気な様子。そのまま観察を続けていると、ようやく公園を出て母ちゃん探しをはじめようとした陽の姿がいきなり消えた。ええっ、とあわてて出てきてみると、公園の出口の溝から上がってきて「びたびた」と言う。どうやら、水の上に落ち葉が浮かんでいるところに降りて、びしょびしょになったらしい。母親を恋しがって泣かせる作戦は見事にすべる。(1歳児に負けたということか)