豆 訓練一回目

待ちに待った豆の訓練日だ。今週は母が用事があるため陽を見てもらえず、私一人で行くこととなり、モリ君はずいぶん残念そうであった。
夏場で暑いため、訓練は出来るだけ朝早く1時間半程度と言われていたため、7時に家を出て、訓練所へは7時半前に到着した。最初に、豆との対面ははしゃいではいけないこと、興奮して寄って来ても相手にせずクールでいること、を念押しをされる。いやでもねえ、ハウスから出て来て、私を見つけるなり一目散に駆け寄って来てじゃれてくる豆につれなくするのは、相当に辛かった。(触ったり、撫でたり、目で追ってもだめなのだ!!)
ここの訓練所は夫婦でされている小さなところだが、旦那さんの方は訓練士としてはかなりすごい人らしく、海外の大会等にもよく出ているらしい。事前に十分聞いていたとおり、犬にも飼い主に対しても相当に厳しく、訓練中(私も豆も)何度も怒鳴られたが、何度も練習してうまくしつけるコツを習得できるし、この1ヶ月の間に、明らかに成長した豆を目の当たりにして、ここに預けて良かった、としみじみ思った。訓練所に預けるにあたって、一番心配なのは、高いお金を出して、訓練所に居る間だけ良い子になって、家に戻ると元の木阿弥、ということなのだ。豆の訓練士のおじさんが言うには、訓練所の多くは、商売を重視しているため飼い主に優しすぎて、しつけのやり方をきちんと指導できないまま犬を家に戻すため、結局、元に戻ってしまうらしい。おじさんは自信をもって言う「うちは犬をしつけると言うより、飼い主をしつけることを重視しとるからね」と言うわけで、私はしつけられているらしい。
訓練はあっと言う間に終了。この間に、最初は出来なかった「来い」と「ハウス」がエサ無しで出来るようになり、充実した1時間半であった。陽も連れて来ていいよ、と言われたので、来週は多分、家族3人で訓練に行くつもり。今から待ち遠しくてならない。