陽、歩き始め

1歳2ヶ月を過ぎて、陽はまだしっかりひとりで歩く事が出来ない。知らない人にもほとんど人見知りをせず、知らない場所でも我が道を行く大胆な性格なのだが、えらく小心者のところがあり(誰に似たんだ?)自分の行き先に、確実につかまるところがあることを確認しないと歩こうとしないのである。とは言え、よたよた歩く娘の手をとってお散歩(と言うか庭をうろうろ)するのはものすごーく感慨深いものである。小さかった陽が、今、大地を踏みしめて歩いているのだ!!!いやはや、人はこうして親ばかになるのかと言う見本を突っ走っている。
さて、最近モリ君は北方三国志を読み始めた。北方三国志は私が中国歴史小説を読みあさるきっかけとなった、のだけど、彼がこの本を手に取ったのは別にそれが理由ではなく、元々三国志が好きで、せっかくだから日本語の本を読もうと思った時に知り合いに「(日本の三国志小説の中で)一番おもしろい」と勧められたかららしい。「北方謙三と言う人が書いた三国志が読みたい」と言われ、私は非常に驚いた。つまり、私が以前何度もこの小説について話したことは、彼にとっては馬耳東風だったのだ。マ、いいんだけど。
ちなみに、私が現在読んでいるのは「史記と日本人」。安野光雅半藤一利、中村愿が史記について語り合う、と言うもの。これが、ちょっとおもしろくて、今更ながら「史記」を読み直そうと、昨日図書館で借りてきた。
と言う事で、現在夫婦して中国歴史もの読書月間なのだった。