陽の写真を撮り続ける

はっさく、ではなく文旦とともに

陽の出産祝いに何がほしいかと両親に聞かれたので、迷わず欲しかったデジタル一眼レフカメラをリクエストした。ここ数年所謂ブーム的なものもあって、女子がごっつい一眼レフをぶら下げて街を闊歩するのもフツウになったが、私の周りの何人かの友人はブーム以前から(つまりはデジイチではなく、フィルム一眼レフ時代から)のカメラ好きが結構居る。で、私はと言えば、何にでも挑戦してみたがる性格のくせに、これまでそれがカメラの方に向いた事はなく、適当なコンデジで適当な写真を撮るくらいのものだった。理由としてはやっぱり撮りたいものがなかったからだな、多分。
デジイチが欲しい!と思ったきっかけは、実は子供を撮りたいと言うことでは無く、豆のかわいい写真を撮りたかったからだ。豆の真っ黒でキレイな毛並みと、ふとした時に見せる愛らしい表情をコンデジ(そして私の腕前)で撮影するには限界がある。と、思っていたところ、妊娠したことがわかったので、豆と子供の写真を撮るためにも、これは絶対デジイチを入手しなければ!と決心したのだ。
それからデジイチを使用する回りの友人に聞いたり、ネットで調べたりして、入門機として人気のあるCanon Kiss X3かNikon D5000が候補にあがった。マア、調べてはみたものの、私は素人なので専門用語はあまりわからず、とりあえずこの2機種はどちらを買っても後悔は無さそうだったので、店頭で手にして見て軽いCanonの方にした。ちなみにこの2機種は値段はそう変わらないが、Canonの方がやや軽量で液晶の画素数が高いことがポイント、Nikonは液晶がバリアングル(液晶画面を動かせるので、ファインダーではなく液晶を見ての撮影の際、様々な角度から撮れる)と言う事がポイント。(このポイントは私にとってのポイントなので、よく知っている人にとっては、他にもいろいろ比較点はあるはず)
手元にデジイチが来てからすぐ母児入院になったので、実際に使用を開始したのは昨日からである。まずは全自動モードで撮影し、シャッタースピードの速さに感動!豆の撮影で常にシャッターチャンスを逃し続けていたコンデジの比ではない。それから取り説を読んだり、ネットで初心者向けのガイドを読んだりして、今日は憧れの「背景ぼやけ写真」に挑戦した。私のレンズはキットのレンズなので、絞りが最小でも3.5なのだが、これでも結構効果的な写真が撮れることが判明し、カメラを扱うのが楽しくて仕方なくなって来た。
今は被写体である陽が寝ている時くらいしか撮れないので構図として面白みは少ないが、首がすわったり、ハイハイし始めたり、歩き始めたりするとさらに活躍するだろうことを期待している。