こむら返りと豆と風邪ひき

一昨日夜中、とうとうこむら返りを起こした。妊婦にはよくあると聞いていたのだが、本当に突然だったのでびっくりして「右足が〜、右足が〜(足がつったと言う中国語がとっさに出てこないくらい痛かった)」と隣で寝ているモリ君に助けを求めたのだが、最初モリ君は私が寝言を言っているのかと思っていたらしい。ちょっとしてようやく異常に気づき足首を返してくれて事なきを得た。カルシウム不足や冷え、疲れが原因と言うが、大連に帰ってきて翌日すぐに仕事で気づかないうちに疲れていたのだろう。
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年末年始の帰省中、一番の心配は豆と豆の世話をうちに泊まりこみで引き受けてくれた万三君のことだった。家に帰った初日の夜すぐに万三君に電話して様子を聞くと、いつもは誰にでも愛想が良い豆がやはり最初は警戒してずっと吠えていたとのこと。2日目には少し慣れてきたようだと聞いて安心したが、私は2,3日まともに眠れないくらい豆が気になって仕方なかった。一昨日夜遅く家に帰りついて驚いたのは豆の激しい興奮ぶりと恐ろしく荒れ果てた部屋だった。部屋で犬を飼っているので普段もものすごくキレイとは言いがたいが、私は元々キレイ好きなので、絶対に毎日床拭きをするし、台所やトイレ等の水周りもそれなりにきちんとしているつもりだ。マア、お願いして来てもらっている万三君にそれを求めるつもりはなかったのだが、これほど汚くなるとは想像以上である。と言うことで、夜遅く疲れ果てて帰ってきた私とモリ君が最初にしたことは興奮する豆の相手をしながらの大掃除なのであった。
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暖かい(?)日本から極寒の大連に帰ってきたからかどうやら風邪を引いた様子。と言っても鼻水が出るだけなのでそれ程ひどくないのだが、仕事中など鼻が詰まってくると頭もボーっとしてきて集中できなくなるのだ。さっさと治って欲しいのだけど、一応薬なんて飲めないからねえ、厄介この上なし。ちなみに日本に居る間「家の中が寒いのが耐えられない」と言い続けていたモリ君は、大晦日の午後4時ごろ突然頭が割れるように痛くなり、38度以上の熱を出した。で、家にあった風邪薬を飲ませたところ、驚いたことに午後9時ごろにはすっかり熱もひいて、食欲も出てきて、うれしそうに年越し蕎麦を食べ、ちゃんとゆく年くる年を見ることができたのであった。これはモリ君がすごいのか、日本の薬がすごいのか。