晴れ

久々に外出先で倒れてしまった。
朝、外に出た時からちょっと風が強く寒く感じたのでショートパンツとサンダルと言う軽装をやや後悔したのだが、天気は良いので午後になるときっと暑くなるに違いないと踏んでそのまま出かけたのが間違いのもと。
まず、友好広場で野暮用を済ませた後、歩道を歩いているといきなり泥水が足にばしゃっとかかって驚く。誰や!と怒りをぶつけようとしたのだが、どうやら、タイル状の歩道でタイルがはがれた下の部分に泥水が溜まっていて、それを自分で踏んでしまったらしい。とりあえず近くのスタバへ行って汚れた部分を洗い(ショートパンツまで跳ね上がった)乾くまで少し休もうと言うことになったのだが、もともと寒いのにここで更に冷えてしまう。
しかもお昼に食べたラーメンの消化が悪く、いつもの万国でバターとチーズを買った後まっすぐ家に帰ろうか、とも思ったのだが、せっかく外出したんだし、明日も休みなのでやや気分は悪いが無理してメトロへ行くことにした。(これが最大の間違い)
外が寒いので案の定メトロの中も寒く、チルド売り場を見ているうちに寒さのあまりお腹が痛くなってきた。これはやばい、と思い、カートをモリ君に預けて一人で入口のトイレへかけこんだのだが、この時点ですでに冷や汗が出始め、頭が朦朧としてきた。トイレから出た後、とてもじゃないが立っていられなかったため、入口の売り物のベンチに座って休憩したが良くなるどころかますます悪化し、座ってもいられなくなって、人目を気にせず横になる。私が戻ってくるのが遅いので、モリ君が探しにきて死にそうな私を見て驚いた様だが、たまーにこのような状態になることを彼は知っているので、とりあえず、清算を済ませて、タクシーを呼んで戻ってくるから!と私を一人置き去りにしてしまった。
そのうち、私はほとんど意識が朦朧とする中ベンチから転がり落ちていたようで、お店の人に売り物のカウチまで運ばれて寝かされた。
マア、こんな状態では当たり前とは思うのだが「なんだなんだ」とお店の人やら、お客さんやら野次馬がどんどん寄ってきて「どうしたんだ!」「大丈夫か!」「一人なのか、救急車呼ばなくていいのか!」「さっき、連れがいたぞ!」「連れはどこに行ったんだ!」と皆が私に話しかけたり、いろいろ騒いだりしているのは聞こえているのだが返事も出来ないくらいひどい状態になってしまう。
で、ようやくモリ君がタクシーを捕まえて戻ってきたのだが、歩くこともできず、野次馬の中を背負われて店を出てタクシーに乗り込み、ようやく家に帰りついた。
倒れるのは大抵、初夏や初秋に油断して身体を冷やした時。誰かが一緒の時なら良いが、もし一人で外出してこんな目にあったら、間違いなく救急車に運ばれてしまうだろう。(そして、病院に着いた頃けろりと治る、と)