晴れ

私の為に、工場長はありとあらゆる方法を考え「仕事の内容をがらりと変更する」と言う手に出たのだが、嫌でたまらなかったクレーム処理はもうしなくて良い、と言ってたのに、結局誰もやってくれないので未だにクレーム処理をやる日々は続いており、それに加えて「新しい仕事」である開発の仕事をするようになり、なんだかもうひっちゃかめっちゃかな感じで、精神的にやや下がり気味なところに、帰りの通勤バスでちょっといやな目にあって、ふと自分の仕事環境を思い返してふつふつと怒りが湧いてくると共に、屈辱的な気分になってきて、家に帰りついてモリ君が干した洗濯物の干し方(シャツの袖の部分が内側に丸まった状態でそのまま干しているので中は生乾き)が気に入らずキーっとなったのをきっかけにプツンと切れて久々にワーワーと泣いた。
私の目を拭きながらモリ君が言った一言。
「ほら、もう泣かないで、鼻くそがついてんで」
「鼻じゃない!!目!!」
「あっ、目くそやった」
全く、どうしてこういう場面で天然に笑いをとるんかねー、理解不能