晴れ

スカスカのスーツケースを持って福岡空

すっかり冬模様の大連から南国(と言うのは言いすぎか)福岡へ。
来なくていいと言ったのに、工場長がわざわざ空港まで見送りに来てくれた。私が長期休みを取ることで一番迷惑をかけるのは工場長なので、申し訳なくて仕方が無い。
大連空港にてチェックインをした後、出国審査にてちょっとした問題が発生する。私はまあすんなり終わってモリ君を待っていたのだが、どうやら審査員と何やらもめているようなのだ。どうやら「(帰りの)チケットを見せろ」と言われて、モリ君が搭乗券を出したため「これじゃない、チケット!」と係員に叱られ、初めて飛行機に乗るモリ君は何がなんだかわからずあたふた、と言う状態になっていたのだ。私達は電子チケットなので、帰りのチケットなんぞ無い、と私がカウンタに言って説明しようとしたところ「あなたはあっちで待ってて」と言われて帰されてしまった。その後さらにひと悶着あり、モリ君は本当に出国できるのか、とはらはらしたが、最終的には問題なく通過できた。
ひと悶着、と言うのはビザの種類によるもの。モリ君が今回申請したのは親族訪問ビザと言って短期ビザにあたる。この短期ビザには他に商業ビザがあり、出国審査の係員はこちらのビザの対応をすることが断然多いため、経験の浅い若い係員はどうやらモリ君も商業ビザだと思い込んだようなのだ。
「仕事は何?」(係員は会社名を聞いている)
「説明し難いんだけど・・・」(モリ君は仕事の内容を聞かれたと思う)
「(商業ビザなのに)自分の会社の名前も知らないのか」(疑われる)
私達自身も、訪問と商業が見た目は全く同じ短期ビザである、と言うことを知らなかったと言うのもあるのだが、何が問題って、係員がそのことを熟知していないくせに高飛車な態度で、はなっから疑ってかかったことなのだ。上の人が出てきて説明してくれてやっとわかったのだが、それまで係員の態度はひどく、温和なモリ君も相当かちんときていた。
無事福岡へ到着し、車で実家へ向かう。モリ君、日本の印象は?
「人が少ない!!!」