曇り後晴れ

こちらの人は(特に東北の人は、かな?)生の葱、きゅうり、タマネギなんかに味噌をつけて食べるのがとても好きである。まあ、もろきゅうみたいなもので、別に特別なことはないのだが、さすがに職場の同僚が昼食時に葱やタマネギ(たまには生のニンニクさえ)をばりばりと食べ、会社中に臭いを充満させるのはいかがなものかと思わないでも無い。
で、先日も昼食時にタマネギをばりばりと食べた同僚達が、昼休み気を使ってミントガムを噛みながら私に聞いた。「薄荷って日本語で何と言うの?」「ミント」「えっ?」「ミ、ン、ト。外来語やで」「・・・ああ、mintね」「日本には英語のtの発音ってないねん、だから後ろにoをつけてtoの発音に変えてるんやと思うよ」「ああ!だから日本人の英語の発音ってあんなに悪いんやね!」「・・・」
ああ、またこれだ、と思う。一般的に、日本人の英語の発音が悪いのは周知の事実である。(まあ外来語がどうとか言うより、とにかく日本語の発音数が少ないことが一番の原因だとは思うが。)私が嫌なのは、実際には日本人の英語の発音等ほとんど聞いた事無い同僚が、一般論を自分の経験論の様に言って日本人を批判する事に対してである。こういうことはしょっちゅうあるので、いちいち反論などしてもしょうがなく、いつもマア適当に聞き流しているのだが、今日、一緒に勉強している路君にこのことをぶちまけてみた。「そうやなー、大連人には結構そう言う人いるからね、思い込みでも何でもとにかく自分が正しいと思っている事に対して、ハサクがいくら正論で対抗しても相手は絶対まげへんで、プライドあるし。それより、ハサクがめっちゃ勉強して英語の発音を完璧にマスターして相手に聞かせたらええやん」・・・正論だ。でも中国語の発音マスターの道さえまだ程遠いと言うのに、英語の発音をマスターしろと言うのかい、私には無理ですたい。