晴れ

新しい携帯にて撮影(モデルモリ氏)

土曜日曜とも天気が良く暖かかった。春だ、外に出なければ!と散歩やら買い物やら歩きに歩いて、リフレッシュどころか疲れすぎた週末であった。(やはり体力は確実に落ちている!!)
土曜日、モリ君の新しい携帯を買いに行き、結局私が新しい携帯を貰って古いものをモリ君が使う事になった。中国の携帯電話は(前にも書いたかもしれないが)日本と違い、携帯本体と電話番号(SIMカード)が別個のものなので、この様に電話本体を交換しても電話番号は元のものを使う事が出来る。例えば出先で「電源が無くなった!」と言う事になった時、友達に「ちょっと携帯貸して」と言ってカードを入れ替えて使う事が出来るのだ。ちなみに私は以前本屋で突然、見知らぬ女子に「ちょっと電話貸して」と言われて貸したことがある。
そしてこれもまた以前書いた事があるのだが、こちらの人の携帯電話への想いはかなり強い。良い携帯電話を持つ事は一種のステイタスであり、月給以上の携帯を買う人もざら。私にはいつまで経っても全く理解出来ない現象のひとつである。そんな中国携帯電話市場で現在一人勝ちをしているのはノキア(フィンランド)、ずいぶん遅れてモトローラ(アメリカ)、三星(韓国)が続く。国産メーカーもいろいろあるが、とにかく皆国産を全然信用していないのだ。
そんな私が今回買ったのは、国産メーカーAMOIの携帯799元、日本円で1万円以上するんだから、日本も含め、私がこれまで使った事のある携帯の中で最も高いことになる。国産と言うと質が気になる所だが、以前日本人の同僚が使っていたのも国産で全く問題は無さそうだったし、とにかくデザインが気に入って選んだ。しかも、人気のない国産だからねー、猫も杓子ものノキアと違って、同じものを使っている人をほとんど見かけないのも悪く無い。以前はずっと、携帯なんて電話とメールが出来れば十分や、と思っていたが、やはり可愛いものを持つと嬉しいもので、待ち受けにポーを、着メロにアリシアキーズを設定して、意味も無く写真をばしばしとってみたり、なんやかやと付加機能を使ってしまっているのだった。
こんなに浮かれている私と対照的に、周囲の反応は予想通り良く無かった。「あんなに給料貰ってて、なんで国産なんて買うねん、最悪」「なんで国産の安物を買うの、すぐ壊れるよ」などなど。799元の携帯は私にとって、ちいとも安く無いんだけどね。