晴れ

リフトが壊れたらやばいんちゃうか

中国に来て初めてスキーに行った。場所は、大連市内から車で1時間半程の場所にある、瓦房店銘湖スキー場。この時期の大連はとりあえず常にマイナス、市内より北にある瓦房店はさらに4、5度は低いのだが、雪がそれ程降らないため当然ながら人工雪である。しかもかなりのアイスバーン、とは言え、まあ滑れるだけ良しとしなければいけないのだろう。ここは日本人が投資して作られたオープンしたばかりのスキー場で、なんと温泉もある。(温泉は汚いような気がして入らなかった)市内至る所で目につく宣伝文句は「遼寧省南部では最大!」と大々的にうたっているのだが、多分、私がこれまで行ったことのある中で最も小さなスキー場であった。(佐賀県のスキー場より小さかった気がする)
コースはファミリー、初心者、上級者コースのたった3本である。今回一緒に行った二人は共にスキー初心者だったため、最初に簡単に基本を教え(この私が人に教えることになるとは!)二人に下で練習させている間、1人で上に行ってみたところ、上級コースとは名ばかりで上から下まで5分もあれば降りて来ることができる、中の上級コースであった。しかも、リフトの下には全く雪が無い。
中国ではまだ、スキーがそれ程一般的な娯楽としてあるわけではない。大連周辺にスキー場が出来て来たのも、ここ数年のこと、当然、スキーヤーの大部分が初心者である。つまり、ゲレンデは直滑降の嵐なのだ。私はスノボも入れると 10年近いスキー歴があるのだが、お世辞にもそれ程上手いとは言えない。そんな私でも、このスキー場ではうまい方のレベルになる、と言えば、どんな状態か想像が出来るであろう。「自分でコントロールして曲がることが出来る」だけで上級者なのだ。中学生位の少年に「お姉ちゃん、かっこえー!」と言われたからね。(満足)
今回は旅行社のツアーに参加して、スキー場までバス往復、スキー板・靴レンタル、スキー4時間(リフト代、では無く利用時間で金額が決まる)、昼食バイキングを含めて1人270元(4500円弱)。本格的に滑りたい人にとっては全くもって物足りないが、初心者が手軽に楽しめると言う点では安いし、悪く無い。
実は市内にも1つスキー場はあって、ここはうちから1時間以内で行ける上ナイターもあるらしい。どうせどこへ行っても高いレベルは求められないのだから、次はここへ行ってみるつもりである。
考えてみれば、スキーに行くのはかれこれ2年以上ぶり。どうやら、私はやっぱりスキーが好きらしいことがわかった。あー、ハチ北に行きたい!!!