晴れ

半年位、電器屋やスーパーに行く度チェックして悩み続けていたのだがとうとう念願のトースターを買った。と言うとまるでものすごく高い買い物の様だが、たかだか200元(3000円ちょっと)なのだ。しかし、されど200元なのだ!中国の電化製品はほとんど日本より安いのだがトースターは一番安いものでも200元、つまり日本と同じか高いくらい。そして質はもちろん日本製より落ちる。「安くて質が悪いんだったらまあ納得はいくが、日本と同じ値段で質が悪いなんて許せん」と思うとなかなか買う踏ん切りがつかず、私はこちらに来て以来ずっとフライパンでパンを焼き続けていたのだった。
私が買ったのはACAと言うアメリカのメーカーのもので原価は400元位、温度調節も出来、電熱カバーもついており、思ったより質も良かった。まあもうちょっと使ってみないと本当に大丈夫かどうかわからないが。
中国の家電についてだが、もちろん値段はぴんきりである。私がこちらに来てすぐに買った炊飯器は60元、1ヶ月もしないうちに壊れた。現在は、ミーちゃんに譲り受けた炊飯器(実は私が買ったのと同じもの)を使っているのだが1年半経って何ら問題は無い。つまりは全ての家電の質が悪いと言うより、不良品が混ざっている率が極端に高いと言うことか。どうしてトースターが高いか、と言うのはコーヒー豆等と同じで需要が低いからであろう。私がトースターを選んでいる時も、販売員はパンを焼くことについては一言も触れず「これがあれば焼き芋や焼きジャガイモが簡単に作れる!肉も焼ける!」と宣伝していたことから考えると、パンを焼いて食べると言うのは一般市民誰にでも浸透していることではないに違いない。
次に買いたいものはオーブン、だがこれはまだまだ先の話。