快晴

シャンベンとロンベンがうちに来て赤飯(インスタント)とガスパチョ風スープ(パンチに欠ける)とトマト卵炒めを作ってくれた。私はシャンベンの要望に応えいつものカボチャサラダを作る。こちらではカボチャは皮がオレンジのものが主流なのだが、最近日本と同じ緑の皮のものも見かける様になったので初めて買って使ってみたところ水分の状態がジャストサラダ向きで、久々に満足のいくものが出来た。
帰ると決めたはずなのに2人は相変わらず煮え切らない様で、ひたすら現実逃避を続け「どうしよう」を連発している。もちろん今帰っても2人とも中国語を活かした仕事につける可能性は低く、こちらに残って頑張った方が、数年後帰国した時絶対有利なのだ。とは言え、英語圏にしろなんにしろ、私やロンベンの様に仕事を辞め、1、2年留学して帰国し、その後それを全く活かすことなく新しい仕事に就く人等わんさか居るのだし、私自身も元々、中国語を身につけて仕事に活かそうなどだいそれた目標は全くなく、単に趣味の延長で留学を決めたのだった。そう考えると「今帰ると勉強したことが全く無駄になる」などと思わず、帰りたいんだったら帰ったらいい、基礎はとりあえず身に付いているんだし帰国して勉強を続けることも出来るのだ、とアドバイスしてみたのだが、相変わらずうだうだ。もう私も面倒見切れまへんわ、勝手にやっておくんなはれ、という心境になってきて、おかげで2人が去って行くと言う寂しさがやや薄れた様な気がした。
ここ数日のテンションの下降の最大の原因はきっと、夏休みが長過ぎることにある。贅沢と言えば贅沢な悩みなのかもしれないが、だらっとし続けることに耐えられないこの性格の悲しさなのだな。早く働きたい。