晴れ

授業が始まって2週間経った。今学期のクラスは中級3班、14人の学生は日本人韓国人半々、精読は初級4班の時に習った蔡先生、悪く無い。
語学は中級から高級にレベルアップするのが難しいと言う。私は今、中級レベルなわけだが、そのことをひしひしと実感している。後半年の間にどこまで伸ばすことができることやら。
実は先週部屋のことで厄介な問題が発生したのだ。以前日記に書いた私の部屋のちょっと変わった大家、というのが実は大家ではなくただの不動産屋のおじさんで(私に部屋を紹介してくれた友達はこの人を大家、つまり部屋の持ち主だと言っていた)しかも悪徳不動産(果たしてこの使い方は合っているのだろうか、日本語にも自信が無くなってきた)だったのである。先週、私が学校に行っている間に、本当の大家がやってきて、隣のおばさんに書き置きを残して行った。隣のおばさんの説明によると、悪徳不動産は大家との契約が切れているにも関わらず私に部屋を貸して、しかも大家に支払うべきお金を1年以上払わず、どこかへトンズラしてしまったらしい。というわけで、大家は私に部屋を返して欲しい、とのこと。これを青天の霹靂と言わずして何と言う。
何はともあれ、私と同じ不動産屋から部屋を借りているシャオジョンに急いで連絡をしたところ「えっ、俺さっきそこであの不動産屋に偶然会って挨拶した所やで」と言うではないか。慌てて不動産屋に電話すると「何を言っているんだ、心配するな、大丈夫」の一点張り。とりあえず逃げていないことはわかったが、真相を聞かねば、と書き置きに残されていた本当の大家の電話番号にかけてみた。彼女が言うには、不動産屋の契約は昨年の12月で切れて、それ以後は部屋を貸さないつもりでいたところ、彼が「もう3月までの期限で貸してしまった」と言ったらしい。この時不動産屋はまだ部屋を貸す人を見つけていなかったのだが、とりあえず彼女に適当なことを言って騙し、その後慌ててこの部屋を借りる人を捜し始めたのだ。私が部屋を借りる時、元々1000元の家賃を800元まで下げてくれたのもそのせいに違いない。
しかも悪いことに、不動産屋と本当の大家は12月の契約が切れた後、契約の更新をしていない為、契約書が無いのである。私は大家とではなく不動産屋と契約をしているので、もし2人の間に契約書があれば、大家は私に直接何か言う権利は無いはずなのだ。大家は悪い人では無く、留学生の私に面倒をかけるのは彼女自身も避けたかったのだが、今回はもうどうしようもなくなって私に直接連絡をしてきたらしい。
不動産屋が大家にお金を払えば、私は契約満期までここに住むことが出来るのだが、もし払わなければ出て行かねばならない。しかも不動産屋がお金を返してくれるかどうかもわからない。これはもう私一人で解決出来るような問題ではない。学校の先生に相談をしたところ、いざとなれば学校が仲介して警察に連絡してくれることになった。
なんだかこちらに来て、2、3ヶ月に1回くらい、面倒なことが起っている気がする。この結末ははてさて、また後ほど報告。(現在はまだ解決していない)