曇り

何時の間にやらもう3月だ。来週の月曜日にはもう学校が始まる。
結局友達の家には10日程滞在し、26日に大連に戻って来た。初めて中国で過ごす春節は聞いていた通り、一日中(早朝も、夜中も、昼間も)派手な爆竹が数日間鳴り響きとてもにぎやかだった。(私も爆竹に初挑戦した)
それにしても百聞は一見に如かず、と言う言葉をひしひしと感じ続けた日々であった。初めて大連に来た頃は中国と日本の生活の違いにそれなりのカルチャーショックを受けていたわけだが、中国の農村の暮らしとの差に比べるとたいした事は無い、と今は思う。大連はものすごく都会なのだ。
友達の家は農村にあり、トイレは外にあって、水は庭の井戸からポンプで汲み、ガスは無いので蒔で火をおこして料理をし、暖をとる。言わずもがな、中国の人口の大半は農村で暮らしている、つまり大半の生活は日本の昭和初期と変わらないのだ。友達の家はそうした暮らしを続けているのに対し、街で商売をしている親戚の叔父さんと言うのがまた極端に金持で「いやー、昨年は(賭け事)負け続けで300万元(約4500万円)すってしまったよ」など、さらっと言うもんだから、私はほとんど卒倒しそうになった。一体全体、何かが狂っている。混沌。
不便な場所と言う事で不安はあったのだが、慣れてしまえばたいした事は無い。春節と言う事もあったと思うのだが、農村は生活のリズムがとてもゆっくりなのだ。一生ここで暮らせと言われると困るが、たまにこうした生活をするのは悪く無い。
15日に復旧すると言う噂のネット状況は今も引き続きひどい状態が続いている、さらにひどくなったような気もするが。とりあえず日本のサイトがめったにつながらない。ハテナのサイトは比較的ましなのだが、オパールのサイトなんてもう1ヶ月以上見ることが出来ない。もうしばらく様子を見て、この状態が続くようであれば面倒だけどなんとかしなければならない。