乙亥/雨のち晴れ

シュシュも喜ぶ

日本で仕事を始めたミーちゃんの就職祝いを、いつもの「ハッピー」で行うのだ、とシャンベンが嬉々として垂れ幕(?)を作ってやってきた。なぜわざわざ「ハッピー」なのかと言えば、ここでアルバイトをしている男の子をシャンベンがとても気に入っているからである。マア、単純にここの料理がおいしいからと言うのもあるのだけど。
シャンベンがハッピーの男の子を気に入ってからもうずいぶん経つ。ところがここ最近、めっきり彼の姿を見なくなっていた。一体どうしたのかとお店の人に聞くとなんと、すぐそばの別の韓国料理屋に移ったと言うではないか。しかも、彼はまだ高校生で17歳だと聞き、軽くショックを受けるシャンベンは22歳。この間まで「年下は絶対駄目だ」と断言していたのに「5歳差ってどうかしら」と言い始めた位なのだから意外に本気なのかもしれない。と言うことで、私達はこれからハッピーではなく、もう一軒の韓国料理屋に通うことになるに違いない。