丙寅/晴れ

これまた麻な料理なのだ

■四川旅行6日目
ツアー中ずっと早朝出発が続いていたのだが、今日はゆっくり8時前に茂県を出た。と言うのも、昨日ガイドさんが「明日は6時半起床、7時朝食、7時半出発・・・」と予定を言い始めた途端「こんなに遅い到着なのに、明日の朝もそんなに早いのか!!」と激しいブーイングが起ったため、急遽30分予定を遅らせることになったのである。ガイドさんに「大変だね」と言うと「よくあること」とのこと、思ったとおり。午前中はツアーのお約束、土産物屋を3つ程廻る。(ガイドさんの為なのだ、仕方が無い)昼食の時、このツアー中私達にとても懐いていた14歳の黄林毅が来て「もうすぐ旅行も終わりだ、あなた達と離れ難い」と言ってくれるではないか、なんとかわいい。住所を交換して、必ず手紙を書くよと約束する。彼と知り合った事は今回の旅行の収穫の1つになった。
元々私達はこうしたツアーに参加せず、自分たちで自由に廻るつもりでいた。結局移動の面倒さを考えてツアーにしたわけだが、これは正解だったように思う。ツアーでなかったらバスの時間の関係上、恐らくもう1日必要だったはずだ。それに加えて何より良かったのは、中国語が全く話せないヒロちゃんと、まともな中国語が話せない私をツアーの誰もが親切に助けてくれたことである。4日間一緒に居るので、あまり話さない人達とも顔見知りになり、皆が家族のような感覚になる。たくさんの人と話す事はもちろん私にとって口語の勉強になり、そこでうまく話せない事がこれからもっと頑張ろうと言う気にさせてくれる。
15:30頃ようやく成都へ戻ってくる。ホテルへ着いて開口一番辞書の事を聞いたのだが、やはり無かったそうだ。期待してはいけないと思っていたのだが、やはり期待していた様で再びショック。まあしょうがない。4日ぶりにようやくまともなホテルに落ち着きほっとする。なんだかんだ言っても、私は日本人なのだな、と思ったり。