癸未/晴れ

やりすぎ

留学生友達のカズちゃんとクミちゃんの誕生会が開かれる。日本人韓国人併せて12、3人、東都亭と言う韓国料理屋さんで行われた。私はこうした会に参加するのは初めてなのだが、噂ではいつもケーキ投げ(塗り?)をやると聞いていおり、本当だったらイヤやなー、と少し戦いていたのだが「今日のケーキはおいしいケーキなのでやらない」と言うのを聞いて安心する。なんと彼女達はいつもなら、食べるケーキと別に投げる為のケーキも用意しているらしい。
宴もたけなわ、いよいよロウソクに火を灯し、皆でハッピバスデイを当然中国語で歌い、火を消して切り分けてさあ食べようと言うところでおもむろに、カズちゃんがケーキのクリームを隣のクミちゃんの顔に塗り始めた。「今日は高いケーキなんだから駄目なんだってば!!」と言う注意の声もむなしく、何人かは大喜びでお互いの顔にクリームを塗りたくり始め、私を含む数人はしばし呆然とした後、ケーキを食べつつ急いで避難する。(それでも少しは被害にあった)ひどい子は、顔から髪からクリームで真っ白になりながらものすごく嬉しそうなのだ。「ケーキ投げ(塗り)をやらない誕生会なんてあり得ない」と言うことなのか、私には理解不能
今日の思いもよらなかったことは、クリスチャンで、いつも穏やかで優しい同じクラスの韓国人明君がカラオケに行くと豹変してしまうことであった。