庚子/晴れ

昨日食事の時何やらがりっと固いものを噛んだので慌ててナプキンに吐き出すと、なんと以前治療した歯のカバー(?)が取れてしまっていた。風邪や腹痛や頭痛なんかであれば、薬を飲むなり休むなりなんとか自分の力でなおす事が出来るのだが、さすがに歯は無理だし、しかも絶対に放っておくことは出来ない。ひえー、どうしよう、と慌てふためいていると「日本人の先生が居る病院があるらしい」と有用な情報を得たので、今朝早く早速その病院へ行ってみることにした。
聞いたのは学校からタクシーで10分程の場所にある大きな口腔病院で、一部分が外国人専用の歯医者になっている。入り口から入ると全体に薄暗くちょっと古めかしい感じで、本当にここで大丈夫だろうかと不安を感じたが、案内されて歯医者の棟へ行くと、そこだけ急に改装されて清潔な部屋になっていた。それを見て安心すると同時に、もしかしたら外国人価格でものすごく高いのではないかと心配にもなる。
結局日本人の先生は居なかったのだが、日本語が話せる看護婦さんが居て、治療の最中ずっと通訳をしてくれていた。持って行ったカバーをただ接着をするだけだが非常に丁寧にやってくれて、値段はたったの25元(400円弱)である。保険なしだと思うとずいぶん安い。ただ、新たな虫歯の治療をして新しくカバーを作るとなると700元はかかるらしいので、やはり中国では虫歯にならないよう気をつけなければならない。
とりあえず、これが私の中国初病院体験になったのだ。