癸卯/曇り

これは買っていない

市場へ買い物に出かける。マイカルやカルフールなど外資系のスーパーに行けばたいていの物は簡単に手に入るのだが、やはり市場での買い物の方が断然楽しい。中国の単位は斤(500g)である。1斤いくら、2斤いくらなどと黒板に書いてあり、山積みになった野菜や果物の中から自分の好きな分だけ選んで、量り売りしてもらう。卵も同じ様に量り売りで好きな個数だけ買えるのだ。ちなみに今日買ったのは以下の物である。
トマト2個(1.8元)・茄子2本(1.2元)・人参1本(0.8元)・小さな大根(0.8元)・カボチャ1個(2.3元)・ソーセージ1本(1.5元)・牛乳220ml(1元)・リンゴ2個(1.6元)・卵4個(1.8元)/合計約12.8元(約185円)
今日の買い物では、品物が2種類ある時にどこがどう違うのかを尋ねる練習をする予定で、卵屋さんで早速実践してみる。「この2つは同じ物なの?」「違うよ」「何が違うの?」「こっちの方がおいしい」「おいしい方が値段が高いの?」「そう、こっちは1斤○元、こっちは1斤○円」と言う会話をしていたら、卵を選んでいるおばちゃんが話に割り込んで来て「こっち、こっち。高い方にしなさい、おいしいよ、黄身が違うよ、黄身がこんな風なのよ」と身振り手振りで熱心にすすめてくれる。そこまで言うなら高い方にしようと決めてから「この2種類は鶏の種類が違うの?」と最後の質問をした。しかし何度言っても「鶏(ジー)」が通じない。そうなのだ、初めて中国へ行った時も包子の中身が知りたくて何度も「中身は何の肉?」と聞くのにどうしても「肉(ロウ)」が通じなかったのだった。無念なり。しかしおばちゃん超おすすめの高級卵は、新鮮でおいしかったので良しとする。