壬寅／晴れ

授業が終わって、始めての相互学習を行う。中国語では互相（フーシャン）と呼ばれるもので、無料でお互いの言語を1時間ずつ教え合う。他にも輔導（フーダオ）と言うものもあり、こちらは家庭教師なので1時間20〜30元のお金を払わなければならない。ちなみに、便宜的に読み方をカタカナ書きしたがこの２つの「フ−」は違う「フー」である。前者が「hu」で後者が「fu」さらに声調も異なる。中国語の何が難しいって、結局発音なのだ。それを是正するのは授業だけでは難しい、そこで皆、互相や輔導をするのである。
互相をするのは空き教室もしくは自分の部屋である。少し迷ったが女の子だし、信頼できる人の紹介なので、自分の部屋ですることにした。最初に、前半は日本語、後半は中国語と決めて開始する。ケイちゃんはかなり日本語が出来る人なので、私が少しゆっくり目にしゃべるだけで特に問題なく会話を進める事ができる。所々助詞の間違いを直したり、知らない言葉を教えてあげたりするだけで良い。問題は後半、中国語の時間である。私の希望はとりあえず「すぐに使える簡単な会話の練習」だったので、いろいろな場面を想定しながら話してみることにした。緊張して言葉が出なくなることを数回くりかえしながら慣れていき、最後の方にやっと楽しく会話出来る様になる。もちろん、発音も文法もいちいち直され続けながらだが。
授業も楽しいけど、会話はもっと楽しい。週に2回の互相が毎回楽しみになった。