庚子/晴れ

ノキアなのだ

今日もまだ寒く、風が強い。ジョギングする時はウインドブレーカーを着ずにジャージだけなので、かなり辛かった。
午前中、携帯電話を買いに行く。携帯電話は中国人にとってステイタスの一つで、この国の物価からすればバカ高い1000元、2000元するものでも皆競って買っている。(ただし通話料はかなり安い。)大賑わいの携帯売り場で値段交渉をする中国人に混じって、私もばりばりと値切って・・・と言うのは明らかに無理なので、先輩のアサミちゃんにほとんど任せて結局570元(8500円位)で購入することが出来た。あまり安すぎると極端に電波や音が悪くなるので、このへんが最低ラインらしい。こちらに来て段々価値観が変わって来ているので、これでもずいぶん高い買い物をしたように感じた。
他にも炊飯器(これはたったの59元、1000円弱)や生活雑貨などを買い物した後、しゃれたカフェ(飽くまでも、中国的に、である)でお茶をしながら、アサミちゃんに使い方をおしえてもらう。メールはもちろん中国語なので少しやり方がかわるものの、元々全く携帯を使いこなせていなかった私でもすぐ使える位シンプルな機能である。日本では、公共の場で人目かまわず電話をしたり、メールに夢中になったりするのをみっともないなあ、と思っていた私が同じ様(に見える)なことをしている、さらにその携帯にネックホルダーをつけて首からさげているんだから、わからないものだ。あのかっこ悪い「首からぶらさげ」をなぜやるかと言えば、高価な携帯がどしどし売れるのに比例して、携帯のスリも多くなっているからだ。カバンやポケットに入れておくのは危険で、今日連れて来てくれたアサミちゃんも以前すられたことがあるらしい。
夜、同じ新入生のキュウさんと話す。キュウさんは韓国人で、イギリスとアメリカと日本に留学したことがあり、韓国語はもちろん、英語、日本語もぺらぺらでさらに中国語を学びに来ている。中国で韓国人と、日本・朝鮮・中国の事を話す、と言うのはなかなかおもしろいものだ。(最後はアメリカの悪口で終わった気がする)