甲午/晴れ

ごちそうなのだ

こちらへ来てようやく良いお天気となった。風が吹いていない時は、そう寒さを感じられずもうすぐ春だと言う気がしてくる。(そうだ、今日は啓蟄なのだ)午前中、クラス分けのテストが行われる。内容は筆記と口語試験。筆記はもう散々で、しかも皆がどんどん出て行く中一人残されて最後の提出となった。時間をかけたからと言って、内容に自信があるわけではない。試験はマークシート式で、後から聞いたところHSK(漢語水平試験)の問題を使用しているとのことだった。ずいぶん待たされた後、口語の試験(と言うより面接のようなものだ)があり、結果を総合して初級1〜4班、中級1〜4班、高級の9クラスにランク分けされる。テストが散々だった割に、予想外にも私は初級4班となった。これは厳密なクラス分けではなく、1週間授業を受けた後自分で判断して、上げるなり下げるなりクラスを変えても良いと言う事なのでとりあえず明日は4班で受けてみるつもりだ。
午後は入学式があり、警察の人が来ていろいろと留学生活や大連の治安事情についての説明をしてくれる。「大連は中国一治安が良い街だ。でもクラブやバーに行くとぼったくられるから行くな!」などなど。その後、新入生歓迎の食事会があり、授業や生活や家庭教師について先輩の話を聞く。「とりあえず2週間過ぎれば慣れる、3ヶ月過ぎれば聞き取れる様になる」と言うのをそのまま信じていいのかわからないが、今(私から見れば)フツウに流暢に中国語を聞き取り、話している人々も半年前はそうではなかったと聞いて少し安心した。
晩、新しい教科書を開いて予習を始めたものの強烈な睡魔に襲われる。無理にやっても効率が悪いので、まだ10時過ぎだが寝る事にした、きっと明日は早起きできるはずだ、と信じて。