甲申
朝晩の涼しさに夏が終わりかけているのを感じて哀しくなる。しんどくても寒いより暑い方が断然いい。
朝本、上田信「中国の歴史09 海と帝国・明清時代」を読み始める。
- 作者: 上田信
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- 発売日: 2005/08/26
- メディア: 単行本
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- 作者: 司馬遼太郎
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三国志から入ったに違いない中国史好き年齢不詳3人組が大声でマニアックな会話を十三から河原町まで続けていたこと。(中国好きのステロタイプなのだ、ぞっとする)
「映画が好き、特にミニシアター系」と言うのに、ケン・ローチもチャン・イーモウさえも知らなくて何が好きかと問えば「ギルバートグレイプ最高!30回は観た」と自信満々で言われてもどう返答したものか。
「本はよく読む、しかも家が古本屋だから本は買った事がない」と言うのに、「吉本ばななとか読むの?」と言われて脱力しないはずがない。
つまり、こうしたことを経験する度に私は、自分の無知をさらして恥をかかぬよう口をつぐむことを覚えるのである。60歳位になれば、少しはましなことも語れるようになるだろうか。
スーパーカップ抹茶。
・暮れて行く春のみなとは知らねども霞に落つる宇治のしば舟/寂蓮法師「新古今集」
・うちわたす遠方人にもの申すわれ そのそこに白く咲けるはなにの花ぞも/よみ人しらず「古今集」
・行春や鳥啼魚の目は泪/松尾芭蕉「奥の細道」
・人はうそにてくらす世に なんぞよ燕子が実相を談じ顔なる/閑吟集