辛卯/新月

雨が降っていたのでジョギングはお休み。
電車で座っていると眠くなるので(本を何度も落とす)桂か高槻からは立つ事にした。
スーパーカップチョコレート。
氣賀澤保規「中国の歴史6絢爛たる世界帝国随唐時代」を読み始める。
カラマーゾフの兄弟」を読んでいる。グルーシェンカの「一本の葱」の挿話がまんま「蜘蛛の糸」だったので調べてみたところ、芥川はカラマーゾフを基に蜘蛛の糸を書いたのではないようである。元々『ロシア民間伝説集』にあった話を基にアメリカの東洋学者ポール・ケーラスが『カルマ』を書き、その日本版『因果の小車』を材源にしたとのこと。(ドストエフスキー自身は、ある農婦から聞いた話を書き留めた。)
『深い山林に退いて/多くの旧い秋らに交じっている/今年の秋を/見分けるのに骨が折れる。/伊東静雄
『みそらに銀河懸くるがごとく/春つぐるたのしき泉のこえのごと/うつくしきうた 残しつつ/南をさしてゆきにけるかな』