晴れ

見た目はこし餡ですねん

新しい仕事が始まって2週間、まだ研修中。昨日、午後からえらくトイレが近いナァと思っていたのだが、何度目かのトイレで血尿しているのに気がついた。しかも、尿に血が混じっていると言う程度ではなく、真っ赤。こんなこと初めてだったので、驚いて家に帰ってすぐ「血尿に関係する病気」をネットで調べた。血尿もだけど、残尿感と排尿時痛みがあったので、マアほぼ間違いなく膀胱炎であろうと判明した。が、いろいろ調べていると癌の可能性とかも無きにしも非ずなので怖くなり、とにかく明日朝イチで病院に行くことにする。
今朝張り切って、8時頃医科大病院へ行ったのだが端午の節句の為お休み。病院が3連休とるところがいかにも中国らしい。多分、国営の病院はどこに行っても同様に休みなので、しょうがなく、以前健康診断で行ったことのある中医の病院(私立)へ行く。実際、中国の医療技術はあまり信用ならないので、フツウの病院に行くより中医(漢方薬、針灸等を含む中国の伝統的医療)に行く方が効果がある、と言う意見もある。私の周りでも「西洋医学の有名な病院でずっと治らなかった病気が、小さな中医にかかって治った」とか「生理通がひどかったのが漢方薬で治った」と言った話は頻繁に聞いていたので、中医に興味は持っていた。
で、今日初めて診療してもらった感想としては、先生はとても親切で、今回の病気以外にも日ごろの生活で気になっていることの質問などにも親切に答えてくれ、なかなか悪くないなあと思った。(多分、患者が少なく暇だったこともある)結局、予想通り膀胱炎で、免疫力が落ちているところに、身体を冷やしたことが原因だろうと言うこと。膀胱炎は細菌の感染によるものと言うのは知っていたので、まさか先週プールに行ったことが原因ではあるまい、と思っていたのだが、それは関係なく、細菌は常にあるもので、ただ、健康であれば免疫がちゃんと働くので問題ないが、疲れて免疫力が無いところに冷やしたりするとなりやすいという。私は虚弱で、睡眠の質も悪いので特に注意しなければならないと言われた。そして、人生初の漢方薬を処方してもらう。日本で漢方薬と言うとすでに錠剤状になったものが多いのでぴんと来ないと思うのだが、中国では今もちゃんと昔ながらの方法の漢方薬がフツウにある。漢方薬屋さんに行くと、壁にたくさんの引き出しが並んでいて、そこに各種乾燥漢方が入っており、病気に合わせていろいろな漢方薬を組み合わせて処方してくれる。漢方薬は飲む前に、とろ火で1時間以上炊かなければならないのだが、フツウの人はそんなことやってられないので、今は機械で炊いた状態(どろどろの液体)のものをパックして売ってくれるため、非常に便利だ。私は今日、膀胱炎+補血漢方薬を10日分(朝晩飲むので20袋、1袋12元位)処方してもらった。
明日から飲み始めるが、効果があるかどうかお楽しみ。
そういえば、受付でお金を払っている時、小学生位の男の子がお母さんと診療室から出てきたのを見て驚いた。男の子の頭のあちこちに鍼がささっているのだ!!私は初めて見た光景だったので、かなり衝撃的だったのだが、ふと周りを見るとたくさんの子供の頭に鍼がささっており、しかも皆、それに全く意に介せず平然としており、この(私にとって)非現実的は光景がここに居る人達にとってはフツウの光景として扱われていると言うギャップが相当面白く、カメラを持ってきてなかったことを後悔した。(あっても撮れたかどうかはわからないが)