晴れ

さて、日記にも書いていたように、一昨日ハルピンへ行ってきた。
モリ君はすでに前日ハルピンに入り、幼馴染の友人の家に一泊し、朝彼とともにハルピン駅まで私を迎えに来てくれた。本日の予定は、午前中「ハルピン以外の黒龍江省の人専用国際結婚手続き所」へ行って中国側の婚姻手続きを済ませ、午後イチで発行された婚姻証明書を持って「公証書発行所」へ行って、日本側で婚姻手続きをする際必要な書類を発行してもらい、夜の列車に乗って大連へ戻る、と言うなかなかのハードスケジュール。のはずだったのだが、初っ端でこけてしまい、手続きできなかったのであった！！！（hiyoriちゃんの予感は正しかった）
と言うのは、モリ君の家では先日お父さんが亡くなったため、派出所で手続きし、戸籍本のお父さんの欄に「死亡」の印が押されたのだが、1ページ目の「戸籍主」の部分がお父さんからお母さんへ変更されておらず、未だに、亡くなったお父さんが戸籍主のままであり「書類不備」となったのだ。
「これじゃだめやね、もう一度派出所へ行って変更してもらってきて。それか戸籍証明があればいいけど。」「戸籍証明を急いで取って、FAXで送ってもらってもだめですか？」「だめ、原本じゃないと」「わざわざ大連から来たんです、時間もないんです」と必死で食い下がったがやはり無理だった。実は、以前、友人の知り合いの韓国人が黒竜江の人と結婚する際、書類に不備があった為、結局ハルピンに3度も行って、ようやく手続きを済ませた、と言うのを聞いていたので、必要書類には絶対不備が無いよう、と相当気合を入れていたのだ。それがこの始末。
わざわざ休みをとって、お金と時間をかけてこんな遠くまで来たのに…と、1時間ばかりはショックと怒りで荒れ狂っていたが（やっぱり結婚なんてしない！ハルピンには二度と来るもんか！）相も変わらず沈着冷静なモリ君に手綱をひかれ、ようやく落ち着きを取り戻し、手続きは戸籍本の変更が済む月末にもう一度ハルピンへ来ることにして、この日は結局ハルピン観光をして帰ったのであった。
ハルピン土産は二人揃って風邪っぴき。