辛酉/曇り

パンダの街へやって来た

■四川旅行1日目
午前中荷物をフーちゃんの部屋へ運び込み、5ヶ月住んだ213号室の鍵を返還する。帰って来たら、208号室。
12:45大連発の飛行機で成都へ向かう。到着は16:50と言うので4時間以上かかるなんて成都はやはり遠いのだな、と思っていたら直通では無く徐州に一度寄ってから成都へ行く便だと乗った後で判明した。直通だと3時間程で着くらしい。
日本から上海経由で来るヒロちゃんとは国内線出口で待ち合わせにしていた。結局、彼女の乗った便が遅延し(この日はたくさんの便が遅延、欠航となっていた)私の方が2時間近く待つ事になったのだが、一体どの便で来るのかが定かではない為、気もそぞろに1番出口と2番出口の間をうろついているうちに大変な事が起ってしまった。フト何か調べ物がしたくカバンから電子辞書を取り出そうとすると、なんと何時の間にやら無くなっているではないか。それはつまり、盗まれたと言う事なのだけど。大連に居る間はものすごく気をつけていて、財布を盗られても、電子辞書は盗られるな、をモットー(?)にしていたと言うのになんたる不覚。とは言え、すでに何人もの友達が被害に遭い、一度盗られたら戻って来ない事は確実にわかっているので意外と諦めは早かった。ただ、旅行はこれから始まると言うのに一体どうなることかということだけが心配だ。これはつまり、この5ヶ月の成果をこの旅行で確かめろと言う天から与えられた使命なのか・・・ハー、しかし今の私には重すぎる。
ようやくヒロちゃんと合流し、詳しい話はともかくとして私は帰りのチケットを買い、旅行会社の客引きを適当にいなしてバスとタクシーでホテルへ向かう。行きの飛行機で知り合った人に「飛行場からタクシーで市内に出ると、ぼられる可能性があるからバスで一旦市内に出て、タクシーを拾ったら良い。もしタクシーで行くなら香港人の振りをしろ」とアドバイスを受けていたのでそれに従ったわけだが、市内でタクシーを拾うのは本当に大変だった。成都では何度かタクシーに乗る機会があったのだが、いつも苦労していたように思う。タクシーは走っているのだが、空車がつかまらない上、周りにライバルが多いのだ。この時も結局20分程かかってようやく乗る事ができた。(成都の初乗りは5元と安いのが原因の1つかもしれない)
本日泊まるのは緑洲大酒店と言う4つ星ホテルである。6年前開業、市内中心からも近く、値段も手頃、設備もすばらしく、結局この旅行中4泊することとなった。荷物を置いて一息ついた後、フロントで聞いた成都小吃の店へ夕食を食べに行く。担々麺、水餃子、ワンタン、トコロテンの様な涼菜で20元程、味はマアマア、四川料理らしく全体に辛めだが食べられない程ではない。
街をぶらついてアイスクリームを食べ、1日目が終わる。ヒロちゃんとも5ヶ月ぶりなのだ、そりゃ寝不足になるよな。