己未/晴れ

授業後、留学生のスピーチコンテストが行われる。これは6月に行われる大連市の大会の学内予選も兼ねており、3位までの人が出場することとなる。中級高級班から、日本人3人、韓国人8人合計11人が出場した。
留学生の中国語なので聴き取りやすいかと思っていたのだが、知っている単語を拾ってなんとなく意味がわかるものが少しある程度でほとんど全く内容が聴き取れない。が、後から詳しく聞くと、中級以上の人でも聴き取れなかったと言う人もおり、原稿を見ても難しくてわからない、と言う内容さえあったようなのだ。出場したワカちゃんによると、スピーチの原稿はまず自分で内容を考えた後で先生に見てもらい、そこからがんがん直しが入り、中国人が多用する成語がちりばめられ、すばらしい文章に作り替えられるそうなのだ。留学生とは言え、皆このスピーチの為に練習しているので話すスピードはとても早い。聴き取れなくて当たり前なのだ。
先学期から居るワカちゃんは、前回市内のスピーチコンテストを見に行って感動し、今回出る事を決めたと言う。猛練習した甲斐合って見事3位に入賞し、市大会への出場権を獲得した。
そういうのを見て、私もものすごく感動した、けど、授業の本読みさえ緊張している私が出たいとはもちろん思うわけないのであった。