甲寅/曇り

シャオバイにきな粉餅をもらう。中国のお菓子かと思ったら、韓国のお菓子だと言う事だ。中国も韓国も日本も似ているものは結構あるよねー、と言うのから端午節の話になった。
日本の端午節は新暦の5月5日だが、中国は基本的に旧暦に従うので今年は5月31日がその日にあたる。この日に粽を食べた後、粽をくくっておいた5色(五行から来る邪気を避ける色)の紐を手首や足首に結んでおき、端午節後初めて雨が降った日に切り離して河に流すと、それと一緒に邪気を流し去ることが出来ると言われている。端午節は元々、愛国の詩人屈原が汨羅に身を投げた日と言われており、彼の死体が魚に食べられない様に粽を河に投げ入れたと言う事にちなんで粽を食べる様になったらしい。
昔は当然各家庭毎に粽を作っていたのだが、現在はほとんど店で買って来たものを食べると言う。それでも、日本に比べると、こちらの人は節気の行事をとても大切にしているし、皆がその意味をある程度きちんと理解しているように思える。そういうのって、悪くないと思うのだ。