戊辰/晴れ

茹でる時は沸騰三回

同じクラスのヨシカワさんに誘われて、中国人学生と一緒に餃子作りをする。ヨシカワさんは以前大連で日本語教師をやっていたことがあり、その時の生徒4人が私たちの寮までやってきた。私がこれまでに知り合った中国人の女の子達は、独生子女(一人っ子政策)の影響で料理が出来ない、やったことがないと言う人ばかりだったので、そういうものかと思っていたのだが、今日知り合った子は皆手慣れており普段から時々料理をしていると言うことだった。
餃子は当然水餃子で、餡は豚肉とセロリ、皮は手作りである。セロリを入れると言うのは珍しいように思えたが、こちらでは餃子の餡の定番だと言う。下茹でしたセロリと葱をものすごく細かいみじん切りにし、豚ひき肉と混ぜ合わせる。味付けは塩こしょうとしょうが少々。皮作りはさすがに中国人の子は上手で、小さな専用麺棒を利用して器用に延ばし、きれいな円形にしていく。私も挑戦してみたがぎこちない上、きれいな円形に出来ない。でも非常に楽しい。こうして皆でおしゃべりをしながら餡を包むのが餃子作りの醍醐味なのだ。肝心の餃子の味はと言えば可も無く、不可も無くまあまあで、期待していた程ではない。やはりパンはパン屋、餃子は餃子屋なのだ。