一昨日再度ハルピンへ行き、今度は無事手続きを済ませることができた。今回は念には念にと、モリ君の戸籍を変更した後、お父さんの死亡証明まで準備しておいたのだが、これが無駄にはならなかった。
手続き自体はそれ程難しいものではなく1日で終わる。まず、受付で必要書類を確認してもらった後、翻訳の必要な書類を持って別の部屋へ行く。(ちなみに前回はこの受付でぽしゃったのだ)フツウ、日本人は戸籍謄本2枚と独身証明1枚合わせて3枚を日本語に翻訳するので1枚150元、合計450元払うことになる。が、私は中国の領事館で独身証明を発行した為、すでに中国語の書類であり翻訳は必要なく、300元で済む、はずだった。ところが、係員は私の書類をちらっとも見ず「3枚で450元ね」と言うので「でも私の独身証明中国語なんやけど」と言うとジーっと書類を見て、私の母の名前(カタカナである)「ほら、ここに日本語がある」と言うので「これ名前やねんけど漢字ないねん、翻訳しようがないやろ」と言うと、再度ジーっと見てこれだ!とばかりに「ほら、ここに英語がある!英語の翻訳やから130元ね」と、私の名前(パスポートを元に作成されているので当然ローマ字である)を指すではないか!!これ名前やん、お金払って翻訳するもんやないやろ!と突っ込みたかったが、ややこしいことになると面倒なのでしぶしぶ従うことにした。翻訳は単なる金儲けの手段なのだ。聞いてはいたが、これ程あからさまなものとは思わなかった。
書類が揃ったら、結婚届2枚(私用、モリ君用)をそれぞれ記入し、2人で撮った写真を提出して午前中はここで終わり。午後には、パスポート大(色もパスポート色、ただしぺらぺら)の結婚証が2通出来上がる。その後、モリ君の公証書(婚姻証明、戸籍証明、出生証明)の手続きをし、私たちはすぐに大連へ戻るのでEMSで送ってもらう様に手配して、2時半に全てが終了した。
しかして記念日は922、語呂合わせの夢は消え去ったのだった。