壬申／曇り時々雨

明日はHSK（漢語水平考試）なわけだ。私も一応、これに向けてそれなりに勉強をしていたのだが、今週に入って発熱を繰り返し、授業の予習復習さえまともに出来ない状態でいた。と言ってもまあ、それが理由ではなく、結局今回の試験は断念することが決まった。
10月から入院していた祖母の容体が悪くなり、個室に移ったと連絡が入ったのは12月の始めである。いつ帰ってこいと連絡がくるかわからず、当然勉強にも集中出来ないでいるところに熱でダウンして、精神状態も最悪で落ち着かない日々を過ごしていた。
水曜日の晩、何年ぶりかに家族全員が出演している夢を見た、その上平熱に戻り（ここ数日、起き抜けにまず体温を測ってがっかりするのが日課となっていた）身体のだるさが消え、食欲も戻った。なんだ、これは良い傾向に向かっているのではないか、と授業にも久々に集中することができていたところ、祖母の訃報が入ったのだ。ばたばたとチケットを買いに行き、翌朝帰国して、葬式30分前になんとかかけつけることが出来た。（母の喪服、祖母の靴、私は生まれて初めて霊柩車に乗る）
泣くのは大連で存分に済ませていたので、昨日はとても楽しく過ごした。と言うのも、祖母は90歳の老衰で、常々「もういいわー、満足や、いつでも死んでいい」とここ数年言い続けており、結局そう苦しむことも無く大往生を迎えたのである。葬式、火葬、10日祭を1日で一気に済ませたのだが久々に親戚が集まって、いやー盛り上がること。
そして今日、私は準備だとか何も手伝うことが出来なかったので、香典の名簿作りの手伝いをする。半日パソコンに向かってひたすら、エクセルに300人分程の名前、金額、住所などを打ち込み、夕方にはよれよれになった。（やはり私にはパソコン入力の仕事は無理だ）
明日空港に直接行って、席があればちょうど試験が終了したくらいの時間に大連に帰り着く予定。3日間の一時帰国は刺身と寿司と明太フランスとハーゲンダッツとポパイのハンバーグ。