辛未

ムギトロの日。第一回俳句チェンバーが開催される。
自作句、名句取り混ぜてそれぞれ5句を持ち寄って順に詠んでいきながら、自作句の解説、他句の評などを行う。ほぼ全員素人なのだが、それだけに才気走ったようなところもなく、素直だったり、ユーモアがあったり、個性溢れる句が飛び出して来て楽しい。日本語は良いなあ、とまた思った。
今朝も雨降りでジョギングはお休み。
「季節の記憶」読了、続編「もうひとつの季節」を読み始める。大きな事件もなく、父と子とご近所さんとの淡々とした日常生活を描いただけのストーリーなのに、その哲学的な部分と、科学的な部分と、冷静な愛情とがものすごくつぼにはまってしまった。全く似ていないけれど、どこか村春的なものを感じる。(顔もちょっと似ている、猫抱いているし)読みながら、電車の中で幾度となくにやけてしまう、そんな「アタリ」の小説をひいたことに幸せを感じる。
エスキモーマロンクリーム。
『つつましき人妻とふたりいて 屋根越しの花火を見るー 見出しひまに消えゆきし いともとほき花火を語る。/佐藤春夫
『淫蕩な女が/純潔な詩集を愛読した/純潔な詩集の著者が/淫蕩なその女を愛撫した』