戊戌

SS、久しぶりのオールナイト。眠くはないのだけど、途中から足が動かなくなったことに愕然とする。
すでに自分の中での爆発的ブームは去っているとは言え、私にとってノーザンはブラックミュージックを好きになるきっかけとなったものなので、SSが7月で最後となるのはやっぱり寂しい。
と言う事で、この良いお天気の休日を、1日家で寝たり本を読んだりして過ごしてしまった。
「深淵」を読んでいる。
村春に関する批評のくだり(小説の中において数行の挿入的なくだりにすぎないのだが)を読んで、私が最近の村春作品に対して感じている漠然とした違和感のようなものを思い起こした。私のそれは、もちろんアサハカで表層的な部分において感じているものに過ぎないとは思うのだが、「(村上春樹は)もっと大事な『何か』を探し当てる、探し回ることから、後退している」と指摘されていることが、もしかすると私に(無自覚的に)その違和感を引き起こす要因のひとつとなっている可能性もある。私自身に村春が響かなくなったことはさておいて、それでも私は彼が小説を書くと言う事に「真摯」であり続けていることをある種「盲目」的に信じている。だから、「後退している」と言う言葉にショックを受けるのだろう。
昼、抹茶アイス、晩、スーパーカップチョコレート。
『佐保神の陰覗かする尊さよ/金子兜太
『晩夏一峯あまりに青し悼むかな』