昭和天皇の独白録、を読んでいる。
不覚にも、半藤一利の「はじめに」を読んだだけで涙ぐんでしまった。
確固たる自分の考えを築きあげ、外に公表出来る程の知識も知性も知能も無いけれど(無いから、か?)私は歴史を知りたい。それはきっと必要不可欠なことだと思うから。
物を知らない人達に囲まれて、物を知らないことが当たり前の場所でふわふわ生きていた時には、自分がちょっとは「物を知っている」と勘違いしていた。なんと恥ずかしいこと。今も時々勘違いしそうになる。でも、それをこてんぱんに、ぐでんぐでんにやっつけてくれる(知識と知性と知能と確固たる自分の考えを持った)人達が居るから、私は自分の無知をきちんと理解しているつもりだ。
今、私が知りたいと思うのは、ただ、自分のため。自己満足のため。
知りたいことがあって、生きて行く時間はその全てを満たすのを許さない。
本を読む、ただ、本を読む。
台風が来ている。23号は、トカゲ、らしい。